阪神の震災から20年経っても忘れられない現場の自衛隊員からの電話。

20年前の昨日
朝から東京へ行く用事があり
早起きして準備していたところ
大きな揺れがあり
食器棚が開いて皿が落ちて割れた。
阪神淡路大震災の日である。
京都だったのでいつもよりちょっと揺れたなという感覚だったものの
近鉄電車は不通になっており
タクシーで京都駅へ。
途中何度も揺れながら京都駅に到着、
新幹線も不通に。
やむなく自宅へ引き返し
東京に連絡しテレビをつけると
そこには信じられない光景が
映し出されていた。
神戸がえらい事になっていて、
電話連絡が誰とも取れない。
当時ほとんど普及していなかった
携帯電話を持っていたので
それを持つ友人たちとは
なんとか安否の確認は取れた。
その他は全く不明であった。
テレビ中継にかじりつく一日が過ぎ
翌日携帯が鳴った。
救援で現地に入った
陸上自衛隊の友人のひとりから。
「竹内さん、ここは地獄です」
その後ろから聞こえてくる轟音に
かき消されそうになりながらも
そいつの声は明らかに泣いていた。
後にも先にもそいつのこんなことは
このときだけであった。
そしてなぜ自分に電話をかけてきたのかも
わからない。
少しばかりあまりにもひどい
現場の状況を聞いて
「そうか、任務をまっとうしてくれ、頼む」
これがいまだに記憶の底にこびりついている。

そして当時の村山政権の対応について
http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1057

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by ichirogtp | 2015-01-18 23:08 | 日記 | Trackback | Comments(0)